副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
ふとカウンターを見て驚く。
なんと、塁と純平もいた。
しかも、振り向いてニヤニヤしてる。
いつの間に来やがった!!
気付かなかった!!
そういう事か!!
クソ!!
アイツら、絶対面白がってる!!
無視だ。
「乾杯するか」
「うん!」
そう言って、カチンと乾杯した。
「さっそくだけど、お前、俺ん家に来いな」
「その事なんだけど、、」
断る気か!?
無理だ。
「決定事項だと言ったはずだぞ」
「あ、うん。」
俺なんかと住むのは嫌なのか?
「住むとこ、ないんだろ?」
「うん。」
「んじゃ、何も言わずに黙って家に来い」
「わ、わかった。お世話になります」
あまりに強引だったからか、栄麻は諦めて家に来る事にしたらしい。
俺はどんな形であろうと、一緒にいたい。
あの時もすでに、そう思ったから言ったのかもな。
ヤバいな俺。