副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない


「場所は、ここから先に行った所にあるマンションだ。セキュリティも問題ない。そういえば、通勤とかは大丈夫そうか?」


「全然大丈夫!!めっちゃ近い!!むしろ最高!!私、◯◯のカフェで働いてるから!」


やっぱり!
あのエマは、この栄麻だったんだ。
俺が、良く行くなんて気付いてもないんだろうな?
あの時、チラッと見られた気がしたけど、俺には気付いてもなかったし。


「そうか。ならよかった。好きなだけいていいから」

そう言って、微笑んだ。


「ありがとう涼太。家賃は?」

え?払う気でいたのか?コイツ。


「いらない。タダですお客さん」

ちょっとフザけて言ってみた。
あそこは、俺の持ち物だからマヂでタダ。

俺の実家は、ここら辺一帯の地主だ。
不動産業を生業にしている。
親父の兄貴が今は社長を務めているから、俺はそっちの方は継がなくても大丈夫で、気楽な身分だ。
だから、好きに純平の秘書なんかをしてる。

継いではないけど、俺も不動産を持ってて、投資もしてるから、まぁ生活する分には困らない。

だから、栄麻1人くらい余裕で養う事も出来る。
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