副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
「栄麻!荷物、もつからよこせほら」
そう言って、私の手から荷物をぶんどった。
「あ!ちょっ!!あ、ありがと」
そして、トランクを開けて、大胆に荷物を積む。
「栄麻、これだけ?」
「え?うん。持ってこれなかった分は、全部処分してもらったの。」
「そうか。
んじゃ、一回俺んちいって、いろいろ揃ってるけど、栄麻の身の回りのいろいろとか、足りないもの見てから買いに行こう!」
「わかった。ありがとう!」
「おう。行こうか」
そして、涼太はごく自然に私をエスコートし、助手席へ乗せてくれた。
す、すごい。
めっちゃ、高級車だ。
乗り心地が、すごい。
汚さないようにしなきゃ。