副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

そして一緒に見て回る。

「涼太ー!これどっちがいいと思う?」

「どっちも同じじゃね?」

「いやいや、ここのデザイン微妙に違うやん!」

「細けーな。んじゃ、右」

「えー?」

「んじゃ左」

「涼太!!」

「なんだよ!もう!どっちも買え!!」
涼太は、もう吹き出して笑ってる。

そう言って、あーでもないこーでもないと、騒ぎながらも、涼太はなんだかんだ付き合ってくれた。

店員さんから、
「素敵なご主人様ですね!お二人共お似合いです!」
と耳打ちされたのは、黙っておこう。

そんな風に見えてたの?
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