猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
☆☆☆
山内という女はやっぱりどこか怪しい。
そう思ってもそれを伝える手段もないまま、健一が帰ってきてしまっていた。
「ただいまミーコ。今日はおとなしくしてたかい?」
と、質問している間に本棚から落ちたアルバムを見つけて拾い上げる健一。
「懐かしいな」
そうつぶやいて片手にアルバム、片手にミーコを抱きかかえてソファに座った。
「見てごらんミーコ。かわいい赤ちゃんだろう」
「ミャア」
健一がミーコにも見えるようにアルバムを支えてくれたので、ひとこと答える。
もうすでに一通りみたアルバムだったけれど、仕方ない。
「これは俺の弟。できがよくて、結婚も随分早かったんだ」
山内という女はやっぱりどこか怪しい。
そう思ってもそれを伝える手段もないまま、健一が帰ってきてしまっていた。
「ただいまミーコ。今日はおとなしくしてたかい?」
と、質問している間に本棚から落ちたアルバムを見つけて拾い上げる健一。
「懐かしいな」
そうつぶやいて片手にアルバム、片手にミーコを抱きかかえてソファに座った。
「見てごらんミーコ。かわいい赤ちゃんだろう」
「ミャア」
健一がミーコにも見えるようにアルバムを支えてくれたので、ひとこと答える。
もうすでに一通りみたアルバムだったけれど、仕方ない。
「これは俺の弟。できがよくて、結婚も随分早かったんだ」