猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
外という単語に尚美はドキリとする。
自分が猫としてここへ来てから外へ出るのは、買い物についていったあの日だけだった。
猫は基本的に家の中で飼ったほうがいいと言うし、散歩している姿を見るのも珍しい。
けれど健一は用意周到に猫用の散歩リードも購入してくれていた。
前足と胴体に紐を回して健一にリードを握られると、なんだか急にペット感覚が出てきて微妙な気分になる。
けれど首輪はとっくの前に付けられているし、今更感はする。
なによりも外に出られるとうことで少しだけ興奮していた。
「よし行こうか」
健一も準備を終えて一緒に玄関へ向かう。
玄関ドアを開けると外の風を感じて思わず目を細めた。
いつもキャットタワーの最上部から見ている外の世界は夏が近づいてきていた。
自分が猫としてここへ来てから外へ出るのは、買い物についていったあの日だけだった。
猫は基本的に家の中で飼ったほうがいいと言うし、散歩している姿を見るのも珍しい。
けれど健一は用意周到に猫用の散歩リードも購入してくれていた。
前足と胴体に紐を回して健一にリードを握られると、なんだか急にペット感覚が出てきて微妙な気分になる。
けれど首輪はとっくの前に付けられているし、今更感はする。
なによりも外に出られるとうことで少しだけ興奮していた。
「よし行こうか」
健一も準備を終えて一緒に玄関へ向かう。
玄関ドアを開けると外の風を感じて思わず目を細めた。
いつもキャットタワーの最上部から見ている外の世界は夏が近づいてきていた。