猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
全身から血の気が引いていき、座っているのに倒れてしまいそうな感覚に襲われる。
フラリと水たまりから離れて尚美はベンチの下へと向かった。

きっと私はとても疲れているんだ。
これは全部悪い夢なんだ。

少し眠れば、きっと現実世界で目を覚ますことができる。
そう信じて丸くなり、目を閉じたのだった。
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