猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
「ミャアミャア!ミャアミャア!」
田崎さ……ご主人が寝室から出てこないの!
たぶん、倒れているんだと思う!

「ポッポー」
なんだって!? それは大変! 誰か呼んできたほうがいいか?

「ミャアミャア!」
お願い!!

尚美の懇願を聞き入れるようにハトはそのまま飛び立っていった。
尚美は祈るような気持ちでハトを見送ったのだった。
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