猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
と、陽気な声で挨拶してくる。

「ミャアミャア」
こんにちは! 
あなた、前にご主人を助けてくれたハトね?

「ポッポー」
そうだよ。
元気になったみたいでよかったじゃん!

「ミャアミャア」
ありがとう。
あなたのおかげで助かったの。

あのまま誰も部屋に来なければ健一は今頃どうなっていたかわからない。
想像することすら、恐ろしい。

「ポッポー」
今仲間と一緒に餌をもらってるんだけど、あんたもどう?
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