猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
それが信じられなくて尚美はしばらくの間放心状態になってしまったくらいだ。

それから朝のニュース番組を見た健一は尚美を連れて近くのペットショップへ向かうことになった。

「猫用のフードにトイレにおもちゃに。買うものが沢山あるなぁ」
指折り数えながらも健一の頬はずっと緩んでいる。

ミーコのために買い物することがよほど嬉しいみたいだ。
「車に乗っている間はおとなしくするんだぞ?」

そう言われて尚美は助手席に座ることになった。
ペット用ののケージはないからそのままお座りすることになる。
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