猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
あと40秒。
あと20秒。
あと10秒というところで我慢の限界がきて健一の体めがけて突進していた。
ポフッと柔らかな布団の感触がして健一が寝返りを打つ。
「う~ん」
と寝ぼけた声をあげながら両手で尚美の体を引き寄せた。
そのタイミングで2度めのアラームがなり始めた。
ようやく薄めを開けた健一が右手を伸ばしてアラームを止める。
そしてまた目を閉じてしまうのを見た尚美は健一の腕から素早く抜け出してその頬をペロペロとなめた。
ちょっとしょっぱい、汗の味。
だけど起こして欲しいと言われては、手段を選んではいられない。
なにより、大好きな人が朝ごはんを抜いたり遅刻したりするのを見たくない。
お昼にフラフラしてはかわいそうだ。
「わかったよミーコ、起きるよ」
しつこく頬を舐めていると、渋々といった様子でベッドから起き上がり大きく伸びをする健一を見て尚美はホッと息を吐き出す。
あと20秒。
あと10秒というところで我慢の限界がきて健一の体めがけて突進していた。
ポフッと柔らかな布団の感触がして健一が寝返りを打つ。
「う~ん」
と寝ぼけた声をあげながら両手で尚美の体を引き寄せた。
そのタイミングで2度めのアラームがなり始めた。
ようやく薄めを開けた健一が右手を伸ばしてアラームを止める。
そしてまた目を閉じてしまうのを見た尚美は健一の腕から素早く抜け出してその頬をペロペロとなめた。
ちょっとしょっぱい、汗の味。
だけど起こして欲しいと言われては、手段を選んではいられない。
なにより、大好きな人が朝ごはんを抜いたり遅刻したりするのを見たくない。
お昼にフラフラしてはかわいそうだ。
「わかったよミーコ、起きるよ」
しつこく頬を舐めていると、渋々といった様子でベッドから起き上がり大きく伸びをする健一を見て尚美はホッと息を吐き出す。