猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
どうにか今日は大丈夫そうだ。

健一がしっかり起きたことを確認してから尚美はそそくさと寝室を出た。
健一のルーティンは朝起きてすぐに着替え。

それから観葉植物に水をやって、自分の食事だということがわかってきた。
ちなみにミーコの朝ごはんは自動で器に出てくる機械があるで、すでに準備されているはずだ。

それでも健一は毎朝必ずミーコのためにホットミルクを作ってくれるので、本当に動物好きなんだろう。

キッチンで先に食事をしていると健一がやってきて自分のコーヒー用のお湯を沸かしつつ、ミルクをレンジで温めながら、観葉植物たちに水をやりはじめた。

本当に無駄がないというか、なんというか。
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