猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
健一がすぐにミルクをレンジで温めてくれてそれを舐めようとした、そのときだった。
クンッと香って来たミルクの匂いがいつもと違うことに気がついて舌を引っ込めた。
そして慎重に匂いをかぐ。
やっぱりなにか違う気がする。
少し酸っぱいような匂いがしている。
尚美は健一を見上げて「ミャア」と一言鳴いた。
いつもは勢いよく飲み干していくミルクを前にして少しも飲もうとしないミーコを見て、健一も不思議に思ったのだろう。
「どうした?」
と言いながら指先でミルクの温度を確かめている。
違うよ。
温度じゃなくて匂いが変なの!
クンッと香って来たミルクの匂いがいつもと違うことに気がついて舌を引っ込めた。
そして慎重に匂いをかぐ。
やっぱりなにか違う気がする。
少し酸っぱいような匂いがしている。
尚美は健一を見上げて「ミャア」と一言鳴いた。
いつもは勢いよく飲み干していくミルクを前にして少しも飲もうとしないミーコを見て、健一も不思議に思ったのだろう。
「どうした?」
と言いながら指先でミルクの温度を確かめている。
違うよ。
温度じゃなくて匂いが変なの!