秘密

「ご飯中。先生こそなにしてんの?さぼり?」

咄嗟に思いついた言葉がこれなんて。

「んなわけねーだろ笑見回りだよ」

「ふーん。先生って大変だね」

自分で言っておいて、興味のないふりをしてしまった。

「まーこれが仕事だかんな。安藤も早く帰れよー」

先生はそう言い残して帰って行った。


お昼を食べ終えた私は玄関に向かっていると、後輩達がたちまち小川先生の話をしていた。

「小川先生まじイケメンじゃない?」

「それな?あれが担任とか毎日学校来るわ」
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