冬が終わっても春が来ても 君は、
君のこと
「でさ、言ったんだよ?一緒に海に行かない?って」
「でー?」
「いいね!じゃあ誰々ちゃんと誰々くんも誘う!?大勢のほうが楽しいよね!って…俺、ぜんぜん脈無しなのかな」
今日も俺は、君を目の前にして、くちから出まかせを吐く。
いや、今日のは出まかせではない。
高校の親友の、実体験だ。
俺の、ではないからやっぱり嘘は嘘なんだけど、完全に嘘ではないから、まぁセーフだろう。
「そうなんじゃない?」
「えーそんなきっぱりと…」
きっぱりと、俺の架空の好きな人と俺は脈無しだと言い切ったハルちゃん。
本当の、俺の好きな人。
「でー?」
「いいね!じゃあ誰々ちゃんと誰々くんも誘う!?大勢のほうが楽しいよね!って…俺、ぜんぜん脈無しなのかな」
今日も俺は、君を目の前にして、くちから出まかせを吐く。
いや、今日のは出まかせではない。
高校の親友の、実体験だ。
俺の、ではないからやっぱり嘘は嘘なんだけど、完全に嘘ではないから、まぁセーフだろう。
「そうなんじゃない?」
「えーそんなきっぱりと…」
きっぱりと、俺の架空の好きな人と俺は脈無しだと言い切ったハルちゃん。
本当の、俺の好きな人。