冬が終わっても春が来ても 君は、
「なに!?」
「やっば…。俺ってめっちゃデリカシーないじゃん」
「デリカシー?」
「初デートで露出…するようなとこに誘っちゃったのマジでヤバくない!?」
溜め息をついた私を、フユくんは心配そうな目で見た。
「俺…やっぱ諦めたほうがいい?」
ナツミのことなんて知らない。
会ったことも無いのに、ナツミがどんな感情を持ってフユくんと接してるかなんて分かりっこない。
そんなにうじうじするくらいなら諦めたらいいんじゃない?って言ってやろうか。
ムカつくのは、
他人がなんて言ったってフユくんの気持ちが切り替わるわけないって分かってること。
「やっば…。俺ってめっちゃデリカシーないじゃん」
「デリカシー?」
「初デートで露出…するようなとこに誘っちゃったのマジでヤバくない!?」
溜め息をついた私を、フユくんは心配そうな目で見た。
「俺…やっぱ諦めたほうがいい?」
ナツミのことなんて知らない。
会ったことも無いのに、ナツミがどんな感情を持ってフユくんと接してるかなんて分かりっこない。
そんなにうじうじするくらいなら諦めたらいいんじゃない?って言ってやろうか。
ムカつくのは、
他人がなんて言ったってフユくんの気持ちが切り替わるわけないって分かってること。