ピュアなお姫さま

『お迎えって何で?っつうかここまでどうやって来た?』

「だって…悟瑠お兄ちゃん…今日パパたちのお店に来てくれるんでしょ?」

俺の制服の裾を

ギュッと小さな手で握って

クリクリした大きな瞳を

不安そうに潤ましながら

聞いてくる…

キュッキューン

かっ…可愛い!

まるでチワワのあの…

じゃなくて!!

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