ピュアなお姫さま

俺はそんな話を

聞きたくないから

急いでカレーを食べ終えて

『ごちそうさま』

と言って席を立ち

『風呂入ってくる…。』

それだけ言うと

下着とバスタオルを自分の部屋から用意して

風呂場に向かった。

母さんはキョトンとしていた。

そりゃあそうだ…。

いつもはご飯をゆっくり食べる俺が

いきなり早く食べ出すんだから…。


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