ピュアなお姫さま

『そう当たり!!だからこの問題の式はひき算になるわけ!!』

俺がそう言って笑いかけると桃花ちゃんは

恥ずかしそうに笑った

そして

早速プリントに式を書き込んでる…

6-3=3

うん!!合ってるな!!

『よくできました♪』

そう言って桃花ちゃんの頭を撫でてやると

頬を真っ赤に染めて

はにかんだ笑みを浮かべた…

それから桃花ちゃんの宿題を教えていると

あっという間に日が暮れていて時計を見ると

18:00すぎ…

暗くなった部屋に電気を点けていると

玄関のドアが開く音がして母さんと親父が帰ってきたんだと分かった…

「ただいま~!!」

そう言う母さんの声と俺たちの居るリビングへ近づく2人分の足音が聞こえる…

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