ピュアなお姫さま

「悟瑠~!!ちょっと来て~!!」

キッチンからリビングに居る俺に聞こえてきた母さんの声…

めんどくせぇ…。

そう思いながらもハイハイと適当に返事をして

けだるそうにその場から立ち上がると

キッチンに向かう…

『なんだよ?』

ズボンのポケットに

手を突っ込んで

壁にもたれながら

めんどくさそうに言う俺

「あのね~買い出しに行って来てくれない?」

は!?この寒い中?

母さんの言葉に目を見開く…。

そして

『いやだよ!!なんでこんな寒い日に買い出しなんて行かなきゃなんねぇんだよ!?』

素早く反発する俺…。

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