ピュアなお姫さま

「悟瑠…行ってあげろよ」

ついには父さんまで俺に行けと言う…。

つぅかいつから居たんだよ?

『なんで俺が行かなきゃなんねぇの?意味わかんねぇし!!ぜってぇやだ!』

そう言ってベーッと舌を出してアカンべーをする

すると

「あの…」

突然聞こえてきた可愛い声…

声がした方に目をやると

桃花ちゃんが

キッチンとリビングの境目あたり

ちょうど

リビングからキッチンへ

キッチンからリビングへ

出入りできる場所に立っていた…。

「なぁに~?桃花ちゃん♪」

笑顔で明るくニコニコと優しく桃花ちゃんに

声をかける母さん…

なんちゅう態度の変わりよう…

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