ピュアなお姫さま

『あんなお調子者に級長を任せるなんて…猿に数学の問題解かせるようなもんだ!』

「あはは(笑)でも…お前だってアイツが級長に立候補した時賛成してたじゃねぇか?」

この会話から

聞き取れるように

俺と和樹は同じクラス

『全員手上げてたのに俺だけ上げないとかKYってやつじゃね?』

「まぁな…。」

『和樹はじゃあ…もう帰って良いぜ?桃花ちゃんなら大丈夫だから!!』

「は?マジでか?」

『別に居たいってんなら居ても良いけど? 俺だってある程度の家事ならできるし…。テキパキとはいかねぇけど…。』
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