皆の推しメン(ズ)を私も好きになりました
「顔が良いからって此処まで順風満帆に生きてきたって思われるけど、芸能界だもん姿が良い奴らなんてゴロゴロいるよ。でも俺、そんな奴らと一緒にされたくないってゆーか。顔だけで自分の価値評価されたくないんだ。」
「……。」
「成長期だけど食事制限してスタイル気にしなきゃだし、ファッションショーの仕事はウォーキングの練習ひたすらするし、ドラマの時はNGなんて絶対出さない様に台本何度も何度も暗記して確認する。演技の練習だってする。」
「…そういえば黒川君ご飯食べた?」
「ブロッコリーと鳥のささみ肉とゆで玉子だけ。あとプロテイン飲んだ。まぁ食う回数増やしてるけど、筋肉つけろってトレーナーの指示メニュー?たまぁぁに自分にご褒美で揚げ物食う。幸子がいる定食屋の唐揚げ、食えた時ガチで幸せだったなぁ。」
数少ない物分かりの良い黒川君を見た記憶の時だ。
「まぁ話戻るけど、出来る努力はしてるんだけどどんなに頑張っても報われない人も沢山いるわけ。
売れる人なんて一握り、知名度更に上昇出来るならスキャンダルでも何でも良いんだ。」
「……。」
「俺、自分が何処まで出来るか試したいんだ。最終目標は日本じゃなくて海外でも仕事したいってゆーね。あわよくば海外でも成功したいというか。」
「すご…。」
「ちなみに初めて会ったあの公園の時って、俺英会話の授業の帰りね。秀紀さんの知り合いに帰国子女がいて、個別で教えて貰ってたんだけど、たまたまその帰りで幸子を見たってゆうね。」