余命1年半。かりそめ花嫁はじめます~初恋の天才外科医に救われて世界一の愛され妻になるまで~
「待って、シャワー浴びたい……いっぱい汗掻いて汚いから」
「汚くなんかない。天乃なら、頭のてっぺんからつま先まで愛せる。いや、足の裏までかな」
彼は上半身下着姿のあられもない私を抱いてあっけらかんと言い、無邪気に笑った。「あんまり言うと引かれるからやめとこ」と自制したみたいだけど、もうだいぶ変態っぽいよ……という本音は心に留めておく。
溺愛してくれる夏くんに照れまくりながら、とにかく軽くでいいから汗を流したいと訴える私。しばし思案していた彼は、なにかを閃いたように口を開く。
「わかった。じゃあ、一緒に浴びよう」
「えっ!?」
「言っただろ、片時も離したくないって」
ちょっぴり意地悪で、とびきり甘い瞳に見つめられたら、反論が喉につっかえて出てこなくなる。押し黙る様子を肯定と捉えたらしく、彼はどこか満足げに私の手を引いてバスルームへ向かった。
私が入りやすいようにするためか、夏くんが先にためらいなく服を脱いで中へ入っていく。彼の裸体はほどよく鍛えられていて美しく、危うく鼻血が出そうになった。なにもかも初めての私には刺激が強くて直視できない。
「汚くなんかない。天乃なら、頭のてっぺんからつま先まで愛せる。いや、足の裏までかな」
彼は上半身下着姿のあられもない私を抱いてあっけらかんと言い、無邪気に笑った。「あんまり言うと引かれるからやめとこ」と自制したみたいだけど、もうだいぶ変態っぽいよ……という本音は心に留めておく。
溺愛してくれる夏くんに照れまくりながら、とにかく軽くでいいから汗を流したいと訴える私。しばし思案していた彼は、なにかを閃いたように口を開く。
「わかった。じゃあ、一緒に浴びよう」
「えっ!?」
「言っただろ、片時も離したくないって」
ちょっぴり意地悪で、とびきり甘い瞳に見つめられたら、反論が喉につっかえて出てこなくなる。押し黙る様子を肯定と捉えたらしく、彼はどこか満足げに私の手を引いてバスルームへ向かった。
私が入りやすいようにするためか、夏くんが先にためらいなく服を脱いで中へ入っていく。彼の裸体はほどよく鍛えられていて美しく、危うく鼻血が出そうになった。なにもかも初めての私には刺激が強くて直視できない。