どちらとの恋を選びますか?【前編】~元彼vs同期の秘めたる愛の行方
訪問先の会社は、『冬月商事』…
先輩と関係無いとはいえ、名前を見ただけで、ドキッとした。
冬月 陽(ふゆつき ひなた)先輩…私を捨てた陽先輩の名字だ。
陽先輩が居たらどうしよう…
まっ、そんな偶然、無いよね!
そうそう、もし陽先輩が居たら、ビックリするより、笑える。
運命としか言いようがない。
そして、迎えた金曜日。
「今日行くのは、冬月商事か。海外でも有名な『ホテルスノークリスタル』の経営会社だもんな。海外にも拠点があるから、語学が堪能な人が必須だろうな」
「今日は、夏目君が説明する担当だね」
「俺の話術で契約を取るよ」
「スマイルじゃなくて?」
「もちろん、それもあるけどな」
笑いながら、いつもの感じで、夏目君と仕事の準備を進めるけど…
『ホテルスノークリスタル』は、私が一生忘れることが出来ない思い出の場所…
その経営会社が、陽先輩と同じ『冬月』だったなんて…
どうしてだろう…
胸が…ざわつく。
先輩と関係無いとはいえ、名前を見ただけで、ドキッとした。
冬月 陽(ふゆつき ひなた)先輩…私を捨てた陽先輩の名字だ。
陽先輩が居たらどうしよう…
まっ、そんな偶然、無いよね!
そうそう、もし陽先輩が居たら、ビックリするより、笑える。
運命としか言いようがない。
そして、迎えた金曜日。
「今日行くのは、冬月商事か。海外でも有名な『ホテルスノークリスタル』の経営会社だもんな。海外にも拠点があるから、語学が堪能な人が必須だろうな」
「今日は、夏目君が説明する担当だね」
「俺の話術で契約を取るよ」
「スマイルじゃなくて?」
「もちろん、それもあるけどな」
笑いながら、いつもの感じで、夏目君と仕事の準備を進めるけど…
『ホテルスノークリスタル』は、私が一生忘れることが出来ない思い出の場所…
その経営会社が、陽先輩と同じ『冬月』だったなんて…
どうしてだろう…
胸が…ざわつく。