どちらとの恋を選びますか?【前編】~元彼vs同期の秘めたる愛の行方
「大学生の時、付き合ってたけど、突然、フラれたんだ、私」
「えっ?それなら、担当変わった方が…」
「いいの、逃げたら、ずっと引きずるから」
「…ごめんな、春風が言いたくないならと思って、今まで聞かなかったから」
「謝らないで。夏目君は何も悪くないよ」
「辛かったら言えよ。俺、1人で対応するからさ」
「ありがとう、夏目君。付き合ってた頃はね、夏目君みたいに凄く優しかったんだ。だから、フラれた時、余計に辛かっただけなの」
「もしかして、今もまだ…」
「ううん、何とも思ってない」
何とも思ってない…
夏目君に嘘ついちゃった…
でも、自分でも分からない気持ちを言葉に出来ない。
「俺が傍にいるんだから。辛い時は、泣いていいんだからな」
「うん!その時は宜しくね!」
笑顔でいないと…
夏目君に心配かけるから…
「これでお互い隠し事無しだな」
「そうだね…仕事に戻らないと」
「気持ち切り替えて、戻るぞ」
「うん」
2人は、お互いの秘密を話して、笑顔で席に戻った。
席に戻ってから、陽先輩の言葉を思い出していた。
「今度時間を…」
会ってから、避けている陽先輩との会話…
陽先輩…
あの時のこと、謝るの?
忘れようとしている私を、苦しめないで…
「えっ?それなら、担当変わった方が…」
「いいの、逃げたら、ずっと引きずるから」
「…ごめんな、春風が言いたくないならと思って、今まで聞かなかったから」
「謝らないで。夏目君は何も悪くないよ」
「辛かったら言えよ。俺、1人で対応するからさ」
「ありがとう、夏目君。付き合ってた頃はね、夏目君みたいに凄く優しかったんだ。だから、フラれた時、余計に辛かっただけなの」
「もしかして、今もまだ…」
「ううん、何とも思ってない」
何とも思ってない…
夏目君に嘘ついちゃった…
でも、自分でも分からない気持ちを言葉に出来ない。
「俺が傍にいるんだから。辛い時は、泣いていいんだからな」
「うん!その時は宜しくね!」
笑顔でいないと…
夏目君に心配かけるから…
「これでお互い隠し事無しだな」
「そうだね…仕事に戻らないと」
「気持ち切り替えて、戻るぞ」
「うん」
2人は、お互いの秘密を話して、笑顔で席に戻った。
席に戻ってから、陽先輩の言葉を思い出していた。
「今度時間を…」
会ってから、避けている陽先輩との会話…
陽先輩…
あの時のこと、謝るの?
忘れようとしている私を、苦しめないで…