どちらとの恋を選びますか?【前編】~元彼vs同期の秘めたる愛の行方
「春風?聞いてた?」
「あっ、ごめん!もう1度言って!」
「何だよ、俺の話が上の空って、やっぱり誰かの事、考えてたんだろ?」
「ち、違うよ!何食べようかなぁーって。そうだ!夏目君が誘ったんだから、夏目君の奢りね!」
「何でそうなるんだよ…まぁいいけどな、春風が笑顔になるなら」
「やったね!」
「ったく…さっき言った待ち合わせのことは、携帯に送るよ」
夏目君はため息をつきながら、携帯を触りだして、待ち合わせの詳細を送ってくれた。
「嫌な事は、花火を見て、忘れような」
優しく微笑む夏目君が歩き出した。
「あっ、待って!」
後ろを追いかけて、2人で会社に戻る道。
横に並ぶと私の腕を引いて、「だから、何度も言わせるなって」と場所を交代し、車道側を歩きながら、夏目君は、冷たい目線で私を睨んだ後、前を向いて微笑んでいた。
ほんとに、心配性なんだから…
「あっ、ごめん!もう1度言って!」
「何だよ、俺の話が上の空って、やっぱり誰かの事、考えてたんだろ?」
「ち、違うよ!何食べようかなぁーって。そうだ!夏目君が誘ったんだから、夏目君の奢りね!」
「何でそうなるんだよ…まぁいいけどな、春風が笑顔になるなら」
「やったね!」
「ったく…さっき言った待ち合わせのことは、携帯に送るよ」
夏目君はため息をつきながら、携帯を触りだして、待ち合わせの詳細を送ってくれた。
「嫌な事は、花火を見て、忘れような」
優しく微笑む夏目君が歩き出した。
「あっ、待って!」
後ろを追いかけて、2人で会社に戻る道。
横に並ぶと私の腕を引いて、「だから、何度も言わせるなって」と場所を交代し、車道側を歩きながら、夏目君は、冷たい目線で私を睨んだ後、前を向いて微笑んでいた。
ほんとに、心配性なんだから…