君との恋のエトセトラ
第三章 もう一つの仕事
「凛ちゃん!おはよう」
「おはようございます。早いですね、えっと…戸田さん」
「うん。今日はこのあと外回りだから、早めに出社したんだ」
「そうなのですね。お疲れ様です」
翌朝。
始業時間の30分前に出社した凛は、既に部屋にいた戸田と挨拶を交わしてから掃除を始めた。
「ん?凛ちゃんこそ早くない?まだ仕事しなくていいよ」
「あ、いえ。これは仕事ではなく、私がやりたいだけなので」
「ええー?そんな…」
戸田が驚いていると、次々と社員達が出社してきた。
「おはよー!凛ちゃん」
「おはようございます」
何人もの社員と挨拶を繰り返していると、やがて課長が現れて驚いたように皆を見渡した。
「おいおい、どうしたんだ?みんな。いつもは外回り直行でここには姿も見せないくせに」
「いやー、そんなことないですよ。課長にご挨拶してから今日も張り切って仕事に向かおうと思いまして」
「嘘つけ!俺じゃなくて立花さんにだろう」
「あはは!よくお分かりで」
「ほら、挨拶したらとっとと去れ!新規の契約取るまで帰って来なくていいからな」
「ええー?!課長、そんなご無体な」
15人ほどいた社員は、課長に追い出されるようにして出て行った。
「おはようございます。早いですね、えっと…戸田さん」
「うん。今日はこのあと外回りだから、早めに出社したんだ」
「そうなのですね。お疲れ様です」
翌朝。
始業時間の30分前に出社した凛は、既に部屋にいた戸田と挨拶を交わしてから掃除を始めた。
「ん?凛ちゃんこそ早くない?まだ仕事しなくていいよ」
「あ、いえ。これは仕事ではなく、私がやりたいだけなので」
「ええー?そんな…」
戸田が驚いていると、次々と社員達が出社してきた。
「おはよー!凛ちゃん」
「おはようございます」
何人もの社員と挨拶を繰り返していると、やがて課長が現れて驚いたように皆を見渡した。
「おいおい、どうしたんだ?みんな。いつもは外回り直行でここには姿も見せないくせに」
「いやー、そんなことないですよ。課長にご挨拶してから今日も張り切って仕事に向かおうと思いまして」
「嘘つけ!俺じゃなくて立花さんにだろう」
「あはは!よくお分かりで」
「ほら、挨拶したらとっとと去れ!新規の契約取るまで帰って来なくていいからな」
「ええー?!課長、そんなご無体な」
15人ほどいた社員は、課長に追い出されるようにして出て行った。