君との恋のエトセトラ
「えっと、長崎空港には2時間ちょっとで着くよ。そこから先は?」
チェックインを済ませ、足早に保安検査場に向かいながら航が凛に尋ねた。
「電車が通っていないので、路線バスか船になります。長崎空港からは、まずバスで40分。そこからまた別のバスで50分、そこから…」
「分かった。レンタカーにしよう」
手短に凛の言葉を遮ると、航はまたスマートフォンを取り出してレンタカーの予約を入れる。
その間に凛は杏に電話をかけた。
「もしもし、杏?お母さんの様子はどう?」
『お姉ちゃん!笠原先生がお薬飲ませてくれて、ようやく落ち着いたよ』
「そう!良かった。先生はなんて?」
『詳しく検査しないとハッキリ言えないけど、一時的なものみたいだから、あまり心配しないでって』
「そうなのね、分かった。とにかく今からそっちに向かうから」
『え、お姉ちゃん帰って来てくれるの?』
「うん。今羽田空港。これから飛行機に乗るから、しばらく電話繋がらないからね」
『分かった!待ってるね』
そして凛は航と一緒に長崎へと飛び立った。
チェックインを済ませ、足早に保安検査場に向かいながら航が凛に尋ねた。
「電車が通っていないので、路線バスか船になります。長崎空港からは、まずバスで40分。そこからまた別のバスで50分、そこから…」
「分かった。レンタカーにしよう」
手短に凛の言葉を遮ると、航はまたスマートフォンを取り出してレンタカーの予約を入れる。
その間に凛は杏に電話をかけた。
「もしもし、杏?お母さんの様子はどう?」
『お姉ちゃん!笠原先生がお薬飲ませてくれて、ようやく落ち着いたよ』
「そう!良かった。先生はなんて?」
『詳しく検査しないとハッキリ言えないけど、一時的なものみたいだから、あまり心配しないでって』
「そうなのね、分かった。とにかく今からそっちに向かうから」
『え、お姉ちゃん帰って来てくれるの?』
「うん。今羽田空港。これから飛行機に乗るから、しばらく電話繋がらないからね」
『分かった!待ってるね』
そして凛は航と一緒に長崎へと飛び立った。