君との恋のエトセトラ
セレーネシリーズの広告が一段落した頃、航は新たな仕事の依頼を受けた。
「Moonlightのあの広告、あれがすごく印象的でね。既成概念を取り払うような、ハッとするデザインだったよ。うちにもぜひあんな広告を考えてもらいたい」
依頼されたのは、不動産会社のトップスリーのうちの一つ、高井不動産が手がける新築分譲マンションの広告全般だった。
「コンセプトは、ラグジュアリーなだけでなく自然が楽しめること。癒やし、安らぎ、潤い、時間の贅沢さ、そんな感じかな」
物件の資料を見ながら、航は頷いた。
「かしこまりました。ご期待に添えるよう、精一杯やらせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します」
早速オフィスに戻ってチームを結成する。
マンションの広告は今までもいくつか手掛けてきたが、ここまで大きな規模のものは初めてだった。
他の部署とも連携を取りながら、スケジュールを組んでいく。
そしてセレーネシリーズのSNS更新については、凛に一任することにした。
これまで二人一緒にMoonlightを訪れていたが、これから先は凛一人で対応してもらう。
もちろん何かあればフォローするが、航は凛になら安心して任せられると思っていた。
「Moonlightのあの広告、あれがすごく印象的でね。既成概念を取り払うような、ハッとするデザインだったよ。うちにもぜひあんな広告を考えてもらいたい」
依頼されたのは、不動産会社のトップスリーのうちの一つ、高井不動産が手がける新築分譲マンションの広告全般だった。
「コンセプトは、ラグジュアリーなだけでなく自然が楽しめること。癒やし、安らぎ、潤い、時間の贅沢さ、そんな感じかな」
物件の資料を見ながら、航は頷いた。
「かしこまりました。ご期待に添えるよう、精一杯やらせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します」
早速オフィスに戻ってチームを結成する。
マンションの広告は今までもいくつか手掛けてきたが、ここまで大きな規模のものは初めてだった。
他の部署とも連携を取りながら、スケジュールを組んでいく。
そしてセレーネシリーズのSNS更新については、凛に一任することにした。
これまで二人一緒にMoonlightを訪れていたが、これから先は凛一人で対応してもらう。
もちろん何かあればフォローするが、航は凛になら安心して任せられると思っていた。