君との恋のエトセトラ
しばらくして、凛は正式に『スタークリエイティブエージェント』の社員となった。
といっても、正社員ではない。
今までブラック企業として有名だった社のイメージを一掃する為、会社は新たに契約社員としての雇用を開始し、凛もその契約を結んだ。
契約社員を多く雇うことによって正社員の負担を軽減し、深夜までの残業を改善する。
契約社員は基本的に残業禁止。
定時は17時で、副業も可能。
つまり凛は、これまでと変わらない働き方で航と同じ会社に勤められることになった。
所属先も引き続き営業部第一課で、肩書きは営業アシスタント。
そして毎週土曜日は、妙と勝治の弁当屋でアルバイトをした。
「ふうん。妊娠や出産後も続けやすい制度になったんだね。それなら凛ちゃんも、いつでも赤ちゃん作れるわね」
アルバイトの休憩中、妙が凛と航の顔を見比べながらそう言うと、凛は顔を赤くする。
「やだ!照れちゃって、凛ちゃんてば可愛い」
「た、妙さん。そんな…」
「楽しみにしてるわね、二人の赤ちゃん」
凛はますます顔を赤らめてうつむいた。
といっても、正社員ではない。
今までブラック企業として有名だった社のイメージを一掃する為、会社は新たに契約社員としての雇用を開始し、凛もその契約を結んだ。
契約社員を多く雇うことによって正社員の負担を軽減し、深夜までの残業を改善する。
契約社員は基本的に残業禁止。
定時は17時で、副業も可能。
つまり凛は、これまでと変わらない働き方で航と同じ会社に勤められることになった。
所属先も引き続き営業部第一課で、肩書きは営業アシスタント。
そして毎週土曜日は、妙と勝治の弁当屋でアルバイトをした。
「ふうん。妊娠や出産後も続けやすい制度になったんだね。それなら凛ちゃんも、いつでも赤ちゃん作れるわね」
アルバイトの休憩中、妙が凛と航の顔を見比べながらそう言うと、凛は顔を赤くする。
「やだ!照れちゃって、凛ちゃんてば可愛い」
「た、妙さん。そんな…」
「楽しみにしてるわね、二人の赤ちゃん」
凛はますます顔を赤らめてうつむいた。