童貞パパ
れな:かぁーたまらん!

剛志:それもあいつの真似かよ!母親の真似ばっかすんな!

れな:おしっこしたら元気になったー!

剛志:ったく。子供っていつになったら一人でトイレ出来るようになるんだ?

れな:お人形さんで遊ぶー!

剛志:……はぁ

れな:パパー!このお人形さん可愛いんだよー!

剛志:………

れな:ほら、髪の毛ピンクになるの。綺麗でしょー!?

剛志:…………

れな:ねえー!パパー!

剛志:お前さ

れな:……え?

剛志:母親が死んだのに…悲しくねーのかよ

れな:……どうして?

剛志:どうしてって……

れな:ママがね、悲しくても笑えって言ってたんだもん

剛志:……

れな:だからね、れなは沢山笑うの!

剛志:………誰に似たんだよ……

剛志:(M)伊波小夏の葬儀から3日が経った日。そのままの流れで俺はあいつの娘の面倒を見てる

剛志:(M)どうしてかわからないが俺は無性にあいつに腹が立っている

剛志:(M)あいつにはいつも腹が立っている
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