きらめきクライマックス!



遮った。聞きたくなさすぎる。


そう、ちゅーされた。キス。好き同士でする、あったかいやつ。



それを……あいつは。顔は極上なきらきらオーラ全開のあいつが、わたしの一生に一度のファーストキスを奪ったのだ。純白ガール(自称)は数時間前に終わりけり。



うわーん。彼氏もできたことないのに、キスだけもうしちゃったなんて、わたしお嫁に行けない……。




「穢れちゃった……わたしのくちびる……」


「それは失礼すぎ。しゅんちゃん」


「な!?」


しゅんちゃん、なんて呼ぶの、絶対に後にも先にもこの人だけだ。やだやだ、聞きたくない!なのに、思いに反してわたしを汚した張本人の声は耳にスッと入ってきてしまって、かき消すようにぶんぶんと頭を振った。


ぎゅーっと茉莉の首に回した腕に力を込める。離れたくない、顔を見たくない、やだやだ何しにきたの!




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