きらめきクライマックス!



そしてたった今聞いた質問に対して、下の名前ではなく当然のように名字を答えたこの子に、可愛さを覚えてしまってもう手遅れ。



さっきこの子が、駿花がおそらく勝手に言葉に「好き」を乗せたように、俺も思わず唇に「好き」を乗せて、君の鼓膜に届けることなくそのまま唇を合わせていた。



かなりの無意識。気づいたら駿花にキスしていて、この時点で俺はしっかり森下駿花に片足突っ込んで抜け出せなくなっていた。










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