きらめきクライマックス!
「ねえ、本当に大丈夫?」
木曜の2限、体育、バドミントン。コートの外で体育座りをしてわたしたちの順番が来るまで待つ間、声の主は心配そうに、今日はもう何度目かの言葉が横から投げかけられた。
「大丈夫」
「全然大丈夫な顔してない。保健室で寝てきたら?」
「ううん、大丈夫」
大丈夫か大丈夫じゃないかと聞かれたら、大丈夫ではない、けれど。茉莉の顔には心からの心配が表れているし、わたしは多分すごく酷い顔をしてしまっていると思うけどきっとまだ大丈夫、なはず。