きらめきクライマックス!



わたしたちと同じくコートの順番待ちをする女子から、キャアアアア!と黄色い声が湧き上がった。その瞬間に、朝陽が颯爽とシュートを決め、こちらに顔を向けた。



勘違い、かもしれない。でも今こちらに、体育館の半分、こっち側に顔を向けたのは、わたしを見るためだった、と思った。目が一瞬、合った気がした。



遠くからでもわかるきらきらしたオーラと、微笑まれる温かな視線。こんな都合のいい解釈、この状況でもしちゃうなんてわたしの頭は大概お花畑だ。



……こっち、向いてくれた気がしたから。




──だから、かもしれない。気を張っていたのに、プツリと切れてしまっていた。



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