きらめきクライマックス!



わたしの体内、まだ昨日のまま時間が止まっていることを忘れていた。コートの順番が来て、急に立ち上がったから。それに耐えきれずわたしの視界はぐわんと揺らいで、靄(もや)がかかったように世界が白くなった。



重力に勝てなくなった体が地面に引き寄せられていくことを認識するけど、覆せる力は残っていなくてそのまま吸い込まれていくことしかできない。




「駿花!?」




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