きらめきクライマックス!
茉莉の声が近くに聞こえて、茉莉の言う通り保健室で寝ていれば良かったと反省するけどもう遅い。
そして意識を手放す直前、瞼が完全に閉じ切る直前、今度は茉莉の声ではない「駿花っ!」と普段呼ばれ慣れないその声が聞こえて、体が温もりに包まれた気が、して。
それ以上はもう、どうにもならなくて、意識を意思とは無関係に放り投げることしかできなかった。
あぁ、わたしがきみの物語のヒロインだったら、
ここで助けてくれるのは、朝陽、きみだ。
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