きらめきクライマックス!
いつもと少しシチュエーションが違った、その女。
それだけで他となんら変わりないと思っていたけどそれが間違っていた。
その日から何故かその女は俺の双子の兄、藤朝陽と親しくなっていった。
たまたま目に入った時に見てみれば、最初のほうは一方的に朝陽が構っていただけだったのが、いつのまにか女からの矢印も強くなっていた。
誰がどう見ても両想い、ってやつだ。どーでもいいけどあいつらの関係が恋人という名前に変わっていないのが不思議なくらいだ。
しかも多分、あの女は朝陽に対しては顔だけではなく中身もしっかり見ている。