きらめきクライマックス!
「俺、朝陽に憧れてた」
ぽつり、声となるその言葉。“憧れ”という、彼から聞くことはなさそうだな、なんて思ったワードが発せられ、顔を合わせることなく衣月くんの続きを待った。
「俺に近づく奴は全員外見しか見てない、上辺しか見てない。あんたもそうだったな」
「……っ」
言われて、ハッとした。
運命だとか、一目惚れだとか、ときめきだとか、きらめきだとか。
わたしは自分で都合よく解釈していたけれど、衣月くんにとってわたしは幾度となく彼を傷つけてきた言葉と態度を投げてしまったんだと気がついた。