きらめきクライマックス!



「昨日、あんたと朝陽にムカついて、当てつけで嘘をついた。あの写真、本当は逆だ。


最初にあんたが言ったほうが正解。右が、朝陽」


「……っ、」





──あぁ、わたし、ちゃんと朝陽に惹かれてたんだ。



ちゃんと朝陽を見てしまっていたんだ。朝陽のきらきらにとらわれてもう、ハマっちゃってるんだ。



ねえ、きみに気持ち、伝えていいかな。

きみとのきらめき、終わりにしたくない。



あの日一瞬で終わった人生最大のきらめきとときめき、多分いま、正式に終わった。




だからきちんと、きみともう一度、始めたい。




きみの物語のヒロインに、なりたい。















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