きらめきクライマックス！

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保健室を出る前、先生にお礼を言った時に、朝陽の話をしてくれた。



体育の時間、すごく焦った顔でここまでわたしを運んできたこと。


ずっと心配そうに、休み時間は毎回様子を見にきてたこと。


何度も何度も、先生対して「自分が悪い」と謝っていたこと。



周りにはもちろん、朝陽にたくさんの迷惑と心配をかけてしまった。「お姫様抱っこなんて人生で一度はされてみたいわ〜」なんて、最後に付け足した新卒の保健室の先生によって、わたしは運ばれ方を察した。



うん、でもきっと倒れてから体に力なんて入っていなかっただろうし、一番合理的だとは思うけれど、ああまたわたし有名人になってしまったな、なんて。