きらめきクライマックス!
わたしの視界いっぱいに映るのが朝陽で、朝陽の視界いっぱいに映るのがわたしだというのが嬉しくて思わず顔が綻んだ。
「可愛すぎ、しゅんちゃん」と、“可愛い”は女の子にとって特別な言葉なんだからむやみやたらに言っちゃダメなんだからね、と怒ろうとしたら、もう一度綺麗すぎる顔が近づいてきたから目を閉じて、受け入れた。
ここが学校の敷地内で、たくさんの生徒が行き交う場所だということを思い出し後悔するのは、また後のお話。
想いが通じ合って、好きなひとに好きだと伝えられることがこんなにも幸せだとは思わなかった。
好きなひととぎゅっとして、キスをすることがこんなにも愛おしさでいっぱいになるなんて思わなかった。