きらめきクライマックス!




驚くように目を丸くしてすぐに後悔のような自責のような感情を滲ませた朝陽。繋いでいないほうの手で顔を覆って、隙間からチラッとこちらに視線を寄越してきた。隠してるのに隠れてないんじゃ意味ないよ、朝陽くん。




「昨日、普通に自信無くなってた。しゅんちゃんはどうやったって衣月が好きなんだろうな、とか。ごめんね」

「……いいよ。その代わり、これからどんなことがあっても、喧嘩しても、絶対におやすみとおはようはちょうだいね」


「夜も毎日電話しよっか」


「うん」





なんというか、彼氏彼女としてのルールができたみたいで嬉しかった。


隠し事はなしね、とか、好きって言い合おうね、とか、今だけでも便乗してきたかのようにきみとの約束が増えてそれが嬉しい。



きみとの関係が続いていくにつれて、もっと増えていったらいいな、なんてね。きみとふたりだけの約束、ね。




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