きらめきクライマックス!



「え!朝陽くんじゃん!」


「しゅんちゃん、……と、小田さん」


「無理に私のこと付け足さなくていいよ朝陽くん」




茉莉のほうが前にいるのに、たぶん、目が合ったのはわたしが早いし、それどころか彼、わたしのほうしか見てないし。



綺麗なその顔が驚きで染まったのは本当に一瞬で、すぐに営業スマイルをはっつけていつもの人当たり◎なきらきらオーラを放出している。




校則で禁止されているわけでもないし格好からして十中八九アルバイトなんだろうけど、


とても高校生でバイトを始めたてとは思えないその慣れは天性のものなのか、それともたとえばここが知り合いのお店だったりしてお手伝いをしていた経験があったりするのか。




……いやそんなのどーでもいいけどね!





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