きらめきクライマックス!



「じゃーしゅんちゃん。怖かっただろうし、俺の胸飛びこんどく?」


「……“じゃー”の意味わかんないし、ぎゅーは恋人同士でするものでしょ」


「ちゅーもしたし、今も手繋いでるのに今更?」


「そっそれは……!全部事故じゃん……っ」


「けど手離そうとしないね、カワイー」




……だってそれは、離したくないから。ぎゅっと握ってくれる手は安心感をくれて、さっきまでの恐怖が和らいだのは紛れもなくこのあったかい手のおかげだったから。



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