きらめきクライマックス!




「おいで、駿花」




と、溢して、手を離されれば腕を広げられてわたしを待つ体勢になった。



迷いなく、体が勝手に動いて、朝陽のその胸に、文字通り飛び込んでしまった。



控えめに背中に手を回せば、細く見えているその体にも厚みを感じてわたしの腕じゃ回り切らなくて、自分とは違うんだって実感する。



この大きさがわたしを怖さから助けてくれたんだと改めて感じてまた安心感が届いた。





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