きらめきクライマックス!
毎度毎度否定するのも面倒と言えばそうだけど、堂々としちゃってるわたしと朝陽がわるいから、直接投げかけられれば答えるようにしている。
幸い、嫌味のような感じで言ってくる子はいないから成立してるのかも。それにもう慣れちゃった。
「えっと、朝陽とは、付き合ってるわけでなくて」
「え!?毎日仲良く手繋いで登下校してるのに!?」
付き合っていない、と返せば、驚きを乗せて戻してくるのは大抵の子達が同じだ。それも無理はないよね。
言われた通り、わたしと朝陽はあの日から欠かさず毎日手を繋いで登下校しているんだから。
注目されちゃうし、誤解されちゃうからやめようよ、とは言ったんだけど、一度彼を受け入れてしまったせいで引いてはくれなかった。朝陽、たぶん結構頑固だ。