きらめきクライマックス!



「しないよ、未成です」


「さみしーこと言うね。お待たせ」


「うん」




一緒に帰るのは良いから、むしろわたしも一緒に帰りたい、とか少しは思っちゃってるからいいんだけど、教室まで迎えに来なくていいって言っても聞いてはくれない。



隣なのに毎朝わたしのクラスのわたしの席までご丁寧に着いてくるし、帰りも隣なのにわたしの席まで来てくれるからこうしてここで待つしかなくなってる。



やっぱりすごく振り回されてるわたし。なんてやつ、藤朝陽。こう思うのももう何度目かな。




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