きらめきクライマックス!
おうちアテンション!



⸜❤︎⸝





男の子の部屋に来るなんて、15年の人生で一度もなかった。そもそも、遠足とはいえ、男の子と二人で遊園地を回ることだってなかった。



朝陽はわたしにたくさんいろんな経験や気持ちをくれる。そしてそんな新しい発見や知らない気持ちを、朝陽と一緒に知っていきたいと思うようになってしまっていた。



観覧車のてっぺんで、おうちに誘われて、頷いて、そのまま遊園地を出て手を繋いでここまで来てしまった。



「お邪魔します」と消えそうなくらい小さい声で言って靴を脱いだら「今この家誰もいないから緊張しないで」と余計に緊張するようなことを言うから困った。




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